
皆さんこんにちは!
E-NEXT株式会社、更新担当の富山です。
今回は、シニアケアハウスにて行った、パッケージエアコンの更新工事の様子をご紹介します。
少子高齢化が進む中、介護・福祉施設の空調設備にはこれまで以上に快適性・安全性・省エネ性が求められています。
特に居室内のエアコンは、高齢者の健康を守るうえで欠かせないインフラの一つ。経年劣化により性能が落ちていた既存の機器を、このたび最新の省エネ型エアコンへ更新することとなりました。
こちらは施工前の様子。天井に埋め込まれたパッケージエアコンが設置されていました。
一見するとまだ使えそうに見えますが、内部ではファンモーターの回転不良や温度センサーの誤作動といった不具合が起こっていました。運転音も大きくなっており、利用者様の生活環境への影響も無視できません。
特に高齢の入居者様にとっては、冷暖房の効きのムラや異音は大きなストレスとなります。そこで、より静かで安定した空調環境を提供すべく、更新工事を実施することになりました。
まずは天井を開口し、既存のエアコン本体とダクト、冷媒配管などの状態を確認します。
内部はしっかりと断熱処理がされており、前回の施工が丁寧に行われていたことがわかります。
ただし、配管接続部や電気配線にはやや経年劣化が見られました。新機器に対応できるよう、一部配管と電源ラインの入れ替え・延長処理もこのタイミングで行いました。
室外機も屋上にて更新を実施。今回はTOSHIBAの「Super Power Eco GOLD」シリーズを採用しました。
新設にあたっては、冷媒配管内の不純物や空気、水分を完全に取り除く真空引きが重要な工程となります。
この作業を怠ると、冷媒回路に不具合が発生し、冷暖房効率が落ちたり、機器寿命が短くなったりするため、慎重かつ確実に真空ポンプを用いて規定値まで処理を行いました。
室内機の新設が完了しました!天井面にぴったりと収まるデザインで、インテリアとの調和も◎。
空調の風向きや風量を自動で最適化する機能が搭載されており、静音性も格段に向上しました。
また、最新のリモコンは視認性が高く、高齢者でも操作しやすい仕様。機器の運転状況もモニタリングできるため、施設の管理者様にも好評です。
今回のエアコン更新工事の意義は、単なる機器の交換ではなく、
快適性の向上
省エネ性能の強化
将来的なメンテナンス性の確保
入居者様の生活環境改善
といった、多面的な価値を施設にもたらすことにあります。
今後も、定期点検とフィルター清掃などの保守対応を行いながら、空調設備の長寿命化とトラブル防止に取り組んでまいります。
福祉施設では、**「壊れてから直す」ではなく、「壊れる前に更新する」**ことが非常に重要です。
エアコンのように日常的に使われる設備は、入居者様の健康や快適性に直結するため、今後もこうした更新工事を積極的にサポートしていきたいと思います。
「最近空調の効きが悪い」「音が気になる」「省エネ化したい」などのお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください!
今後もいろいろな施工実績を発信していきます!
次回もお楽しみに! 😊
E-NEXT株式会社では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
皆さんこんにちは!
E-NEXT株式会社、更新担当の富山です。
今回は、特別高圧(20,000〜30,000V)電気工事に関する技術講習会に参加してきた様子をお届けします。
主催はTE Connectivity Japan合同会社さん。実技・座学ともに非常に充実した内容で、多くの学びと技術の確認ができた貴重な機会となりました!
講習会のテーマは**「レイケム工法」**。これは、特別高圧ケーブルの接続・端末処理において、信頼性と安全性の高い方法として世界中で採用されている技術です。
資料と一緒に配られた講習テキストも分かりやすく、工程ごとのポイントが丁寧に解説されていました(2024年10月1日版とのこと)。
倉庫内に組まれた仮設架台には、端末処理や中間接続の練習ができるような設備がズラリ。
以下のような工程を中心に学びました:
ケーブル端末の処理手順
ジョイント部の加熱・収縮作業
シース処理のポイント
ストレスコーンの形成
絶縁チューブの装着方法
👇実際の風景はこちら!
写真のように各作業ブースに分かれて、講師の指導のもとで実技を繰り返し体得していきます。設備や部材の量も本格的で、かなり実践的な内容でした!
👇こちらの画像は、加熱用トーチを用いた収縮作業の様子です。
このトーチの扱いが意外と難しく、温度管理やノズルの角度によって仕上がりに差が出るため、何度も練習を重ねました。
こちらが完成した端末処理部の一例👇
整然と配置されたフィン状の絶縁部が特徴的で、高電圧でも耐電圧性と放電リスクの低減を確保できます。仕上がり精度が求められる作業で、慎重かつ確実な施工が必要です。
特別高圧のライセンスを取得するには、理論・実技の両方が不可欠。実際の現場を想定したこのような技術講習は、安全で確実な施工を行うための大きな一歩になります。
また、現場で活躍する技術者の皆さんと交流しながら技術を高め合える場でもあり、非常に有意義な時間となりました。
今回のような講習会は、安全と品質を守るためにも欠かせない取り組みです。私たちも引き続き、技術力の向上に努め、電気インフラを支える一員として成長してまいります!
今後も、現場の様子や技術に関する情報を発信していきますので、ぜひご覧ください!
今後もいろいろな施工実績等を発信していきます!
次回もお楽しみに! 😊
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